愛媛県での先祖調査レポート

先祖調査や家系図作成とご一緒にご先祖様代々のお墓探しをご依頼いただくこともあり、お引き受けさせていただいております。

今回レポートする案件は、戸籍によるご先祖様調査ならびに先祖代々のお墓を探して欲しいというご依頼でした。戸籍以上をさかのぼる調査をご依頼いただいた際には、その過程に中で先祖代々のお墓探しをおこなうことが必要となることもあるのですが、今回は純粋に先祖代々のお墓探しをご依頼いただきました。先祖代々のお墓に関しては事前に何の手がかりも無く、また、お墓を守っていらっしゃるかたも不明でした。

そこでまずおこなうのは、本家にあたるかた、遠縁にあたる方々、同姓の方々などを探すことでした。ご先祖様調査のいてはまずは戸籍をさかのぼることがスタートとなります。幸いにも戸籍が廃棄されることなくさかのぼることが出来ましたので、ご先祖様はかつて四国に住んでいらしたことがわかりました。

次に、戸籍から判明した本籍地を頼りにご依頼者様と同姓の方々へひたすらお手紙を送りました。するとその周辺の方々の多くが檀家となっているお寺をお教えいただくことが出来ました。また、有力な情報として、お寺の敷地以外にも町の外れの山中に古い時代の共同墓地があることも教えていただくことができました。

これらの情報をもとにして地図などを頼りに事前の準備を進めます。ひとくちにお墓探しと行ってもいきなり出かけるのではなく、戸籍収集期間も含めると数ヶ月単位での入念な事前準備が必要となります。

現地ではまずは山中の共同墓地へと向かい、その後にお寺へと向かうことにしました。

先祖のお墓探し

山中の共同墓地へと向かう道路はたいていはこのように狭い林道です。舗装されているだけマシで、時には未舗装路を進み、さらにUターン出来ない場合には帰りはひたすらバックしてくることもあります。崖からの転落にも注意が必要です。

先祖のお墓探し

このときは竹藪の竹が倒れており道をふさいでいました。腕力には自信がありますので、このようなときは自分でどかすしかありません。

先祖のお墓探し

目的地の共同墓地に到着。この草むらを上った先に墓地があります。ヘビやハチがいることもありますので、虫除けや長袖長ズボン軍手は必需品です。

草むらを抜けて山を登ると現場の共同墓地には10基ほどの墓石がありました。墓石を丁寧に1基ずつ確認していきます。しかし苦労して共同墓地にたどり着き、ご依頼者様と同姓のお墓を見つけることはできたものの、ご先祖様のお名前を見つけることは出来ませんでした。

先祖のお墓探し

次に向かった先は山を下りたふもとのお寺です。事前にご住職とは連絡を取っており、先にご挨拶にうかがいます。

先祖のお墓探し

現地調査に向かう日は、なぜか雨が多いような気がします…。

先祖のお墓探し

このお寺さんには数百基の墓石がありました。お墓を見させていただく御了解をご住職にもらい、墓石を一基ずつ丹念に確認していきました。

お寺の敷地の墓地であってもこのように一部は斜面に建っていることも珍しくありません。息をきらせながら、この日はずぶ濡れになりながら数時間かけてすべてのお墓を見て回りました。

このときの四国における調査では残念ながらご依頼者様のご先祖様のお墓を見つけることは出来ませんでした。もう一つの情報として九州に先祖代々のお墓がありそうだということをつかんでいましたので、後日、私は九州へと出かけることになります。

続く…

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