先祖調査の現場から~高松藩士の記録を求めて~
ご先祖様調査のため、香川県高松市へと行ってきました。
岡山駅で新幹線から在来線に乗り換えて高松駅まで。神奈川県から香川県までは5時間以上かかりますので、前日からの移動で高松入りです。
高松市街からはローカルな電車に乗り、路線バスを乗りついで目的地を目指します。
香川県立図書館
今回の目的地の香川県立図書館です。ご依頼者様の先祖はかつて高松藩士であり、その高松藩士に関する資料の収集にやってきました。
江戸時代に士族であった方々の記録は、分限帳や侍帳などともよばれる記録として残っていることがあります。当時の記録そのものを見ることが出来ることもあれば、後世になってから書き写されたもの、活字化されたものなど、保存形態は様々です。
藩の記録はかつての藩が存在した場所の都道府県立図書館や文書館に保管されていることが多いですが、どこにどのような記録が保管されているか事前に入念な準備が必要です。
香川県立図書館に所蔵されている高松藩士に関する主な資料として、下記のようなものがあります。
- 高松藩士族名簿
- 高松藩士由緒記
- 分限帳 大川町 鴨居家文書
- 増補 高松藩士由緒記
- 高松城下武家屋敷住人録(上 下)
- 嘉永年間讃岐高松藩分限録
- 讃岐軽率人員従前禄渕米書上帳
- 高松領郷中帯刀人別
- 高松領郷士連名録
- 高松藩分限帳 全3冊
- 讃岐高松藩分限帳 天明7年11月27日改
香川県立文書館
香川県立図書館のとなりには香川県立文書館もあり、 例えば「安永七年高松侍中分限帳」など、ここにも高松藩士に関する資料が多数保管されています。
高松藩士の資料収集
丸二日間の調査でこれだけの資料のコピーを取得してきました。通常、出張先では資料をひたすらコピーして撮影できるものはひたすら撮影し、持ち帰ってからすべてに目を通します。
その後、ご依頼者様へと報告ならびに納品をさせていただきました。
うどん県
香川県と言えばうどん県。写真以外にもたくさんのうどんを食べてきました。