小浜藩士の調べ方

先祖が小浜藩士であったと伝え聞いてはいるものの、その資料を何もお持ちでないというかたも多いと思います。小浜藩士について、分限帳や侍帳といった家臣団の名簿などが掲載されている資料をご紹介いたします。

小浜藩とは

小浜藩は、江戸時代に若狭国小浜地方を領有した藩。藩庁は小浜城（福井県小浜市）に置かれました。
藩主：京極家→酒井家

小浜市史　藩政史料編２

ご先祖様が小浜藩士であったかたの資料としては、「小浜市史　藩政史料編２」をまずはご覧になるとよいでしょう。この郷土史には下記の由緒書が約346ページにわたり、また、分限帳が約212ページにわたり活字化されて掲載されています。巻末には小浜藩家臣由緒書の人名索引も掲載されています。

小浜藩士由緒書

• 「安永３年小浜藩家臣由緒書」

小浜藩士分限帳

• 「寛永１４年分限帳」
• 「寛永１７年小浜分限帳」
• 「寛永１８年分限帳」
• 「万治元年分限帳」
• 「寛文７年分限帳」
• 「寛文１２年小浜分限帳」
• 「寛文１３年江戸分限帳」
• 「貞享２年江戸分限帳」
• 「元禄２年小浜分限帳」
• 「元禄３年江戸分限帳」
• 「正徳２年江戸分限帳」
• 「享保１４年小浜分限帳」
• 「寛延元年江戸分限帳」
• 「明和３年小浜分限帳」
• 「天明４年江戸分限帳」
• 「寛政６年分限帳」
• 「文化８年京都分限帳」
• 「弘化２年京都分限帳」
• 「嘉永５年小浜分限帳」

小浜藩において藩士の由緒書は、延宝８年、安永３年、文化８年、嘉永３年、元治元年の少なくとも５回作成されたそうです。小浜市史に掲載されているのは安永３年の由緒書だけですが、その他の年代のものは全てではないものの現存しているようです。

かつて小浜藩のあった福井県内の図書館でしたら「小浜市史」を所蔵していることも多いと思いますが、都道府県立の大きな図書館であれば福井県以外でも所蔵している図書館はあるようです。お近くの図書館に所蔵がない場合でも図書館相互貸し出しなどで借りられることもあるようですので、小浜藩士のご先祖様のことを調べてみようとお思いのかた、ぜひ「小浜市史」を活用してみて下さい。

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