名前の切れ目

以前に「名字の切れ目」についてコラムを書きましたが、古い戸籍を取り扱っていますと名字以外にも名前の切れ目がどこにあるか?で悩んでしまうことがあります。

たとえば…
見本太郎さんが、とあるかたと婚姻した場合に、
「○○年○○月○○日○○県○○市○○町123番地厚木とめの夫となる」と記載があったとします。

 

見本太郎さんが結婚した相手は、「厚木とめ」さん?「厚木とめの」さん?で悩んでしまうことがあります。

 

上記例は実際の記述を少し改変していますが、私はてっきりお名前が「とめ」さんであると思ったところ、実は「とめの」さんでした。
上記の記述だけでは判断できないのですが、同じ戸籍の他の場所にたまたま「とめの」さんのお名前が出ていたので「とめの」さんであると判断がつきました。
ですが、同じようなパターンで「とめ」さんであることもあり得ます。というよりかはむしろ「とめ」さんと読むほうが通常は正解です。

 

古い戸籍の書き方の様式はある程度は全国共通ですが現在ほど厳格ではないので、年代や当時の市区町村の戸籍担当によって書き方が異なっていることが多いためこのようなことが起こります。

すごく細かいことですが、こういったお名前一つを読み込むのにも経験が重要になってくることもあります。

 

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