全系統の家系図作り
先日、県立の図書館で借りてきた書籍や国会図書館でコピーしてきた資料を閲覧調査しております。
全系統家系図をご依頼いただいたこともあり、 戸籍では全ての系統でほぼ江戸末期出生のご先祖様までさかのぼることが出来ました。
文献調査はご依頼人様のご先祖様のうちのA家のみだったのですが、士族であったA家のご先祖様の資料である侍帳や分限帳などを集めるうちに、同じ資料からご依頼人様の別の系統であるB家やC家のことなど、A家のこと以外にもいろいろなことが一緒に判明してきました。今回はご先祖様が同じ藩に所属していた士族であったため、調査する資料が同一であったからです。
このような例は過去にも多々あり、父方のご先祖様の文献調査をしていたら母方のことも文献に出ていたことや、父方と母方に共通のご先祖様がいたことが判明した、ということもございました。人の移動が制限されていた江戸時代では、近隣の村々で婚姻する方々が多かったようです。
多くのかたが一番知りたいの同じ名字の父方ご先祖様であると思いますが、すべてのご先祖様をさかのぼる全系統家系図がやはり一番のお勧めです。