お雑煮とルーツ

正月の食べ物といえばお雑煮。ひとくちにお雑煮といっても地方や各家庭により味付けや具材は実に様々です。

私の家のお雑煮ですが、お持ちの代わりに何と「あんこもち」が入っています。私が食べるぶんは普通のおもちにしてもらっていますが、母親は「あんこもちのお雑煮」が小さい頃から大好きなんです。

 

私の出身は神奈川県ですが、神奈川県のお雑煮には普通に「あんこもち」が入っているなんてことは聞いたことがありません。母親の出身は北海道なんですが、今も北海道に住んでいる母親の兄弟姉妹達は「あんこもちのお雑煮」が大好きです。ですが、北海道のお雑煮には「おもち」のかわりに「あんこもち」を普通に入れて食べるということも聞いたことがありませんでした。きっと母親の母親が考え出した食べ物なんだと思っておりました。

ひょんな事から「あんこもちのお雑煮」が実は四国の香川県の食べ方であることを知りました。同時期、自分の家の先祖をたどって家系図を作成していたところ、「母親の父親の母親の母親」(=私の高祖母)が香川県出身であることを知りました。
私の家の「あんこもちのお雑煮」は遙か以前に四国から北海道へと渡り、そして神奈川までたどり着いたということになります。

 

私の家はごくごく平凡な家系ですが、自分の先祖をたどり生活習慣や食べ物などを重ね合わせてみるといろいろとおもしろいことが見えてきそうです。

お祝い事にはかかせない「お赤飯」。普通は「あずき」が入っていると思います。ですが、これもまた私の母親は「あずき」のかわりに「甘納豆」がはいったお赤飯が大好きなんです。こちらも私は普通のあずきのお赤飯のほうが好きなんですが…。
こちらも北海道の食べ方なのか、それともどこか別の地方の食べ方なのかわかりましたらまたレポートしたいと思います。

 

 

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