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火災による再製戸籍と焼け残り戸籍

大正4年式戸籍
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架空の戸籍の見本を作成してみました。まずは拡大してご覧ください。

この戸籍を読み込んでいただくと、
(1)大正4年式戸籍
(2)大正9年に家督相続により編成されたこと
(3)昭和5年に火災にあったこと
(4)昭和6年に再製されたこと
(5)昭和7年に転籍したこと
などの記載から、火災によって再製された戸籍であることがわかります。

簡単に申し上げると、火災による再製とは役場に保管されていた戸籍が燃えてしまったけれども、法務局に保管されている戸籍の副本をもとに同じ戸籍が再製された、ということです。
ですので、この戸籍は大正9年から昭和7年まで効力を有していた戸籍となります。相続で使用する場合にはこの戸籍だけが取得できればそれでかまいません。

 

さてさて、ここからが本題です。

 

 

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戸籍の見本

現行法上取得できる戸籍には下記5種類の様式のものがあります。
戸籍に関する法律が改正された年代をとって、通称「○○年式戸籍」と呼ばれております。

 

平成6年式戸籍

平成6年式戸籍
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平成6年10月31日法務省令第51号 戸籍法施行規則第73条
現行のコンピュータ化された戸籍です。
平成6年式戸籍を採用していない役所は、現行の戸籍に昭和23年式を使用し、平成6年式戸籍を採用している役所は現行の戸籍に平成6年式戸籍を使用しています。
戸籍の記載事項が横書きとなっているのが大きな特徴です。

 

 

昭和23年式戸籍

昭和23年式戸籍
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昭和22年12月29日司法省令第94号戸籍法施行規則第1条
現行の戸籍です。
既に平成6年の法改正によりコンピュータ化された戸籍簿も扱われておりますが、平成6年式戸籍への移行はまだすべての役所で完了しておらず、この昭和23年式の様式の戸籍を現在の戸籍として取り扱っている役所も多く存在します。

 

 

大正4年式戸籍

大正4年式戸籍
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大正3年10月3日司法省令第7号戸籍法施行細則第1条
「戸主ト爲リタル原因及ビ年月日」欄がなくなり、家督相続などに関しては「事項欄」に記載されるようになりました。

 

 

明治31年式戸籍

明治31年式戸籍
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明治31年7月13日司法省令第5号戸籍取扱手続第2条
「戸主ト爲リタル原因及ビ年月日」欄が大きな特徴です。

 

 

明治19年式戸籍

明治19年式戸籍
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明治19年10月16日内務省訓令第22号戸籍取扱手続
現行法上、役所から入手することができる最も古い戸籍です。
平民・士族と言った身分事項も記載されていましたが、現在は削除されています。

 

 

 

家系図作成のための戸籍取得方法解説

大正4年式戸籍
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大正4年式戸籍の見本です。
お名前や地名はすべて架空のものです。

 

 

大正4年式戸籍
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上記戸籍の事項欄を拡大したものです。
この戸籍は大正5年に静岡権太死亡により編成され、昭和3年に静岡太郎が家督相続するまでの期間のものです。
静岡家をさかのぼるには、戸主:静岡太郎の戸籍を北海村(架空の地名です)に申請する必要があります。

しかし、北海村では除籍後80年経過により既に廃棄されておりました。(現在は除籍後150年で廃棄となる規定)

この場合にはこれ以上さかのぼることはできないのでしょうか?
可能性は低いのですが、さかのぼることが出来るかも知れない方法があります。

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