家系図作成に役立つ仙台藩士の調べ方
先祖が仙台藩士であったと伝え聞いてはいるものの、その史料をお持ちでないというかたも多いと思います。仙台藩士について、家系図作りに役立つ分限帳や侍帳といった家臣団の名簿などが掲載されている資料をご紹介いたします。
仙台藩とは
仙台藩は現在の岩手県南部、宮城県全域、福島県新地町を治めた藩。茨城県および滋賀県にも飛び地がありました。藩庁は仙台城に置かれました。伊達藩と呼ばれることもあります。明治維新の際、士族4262戸、卒族3050戸がありました。
藩主：伊達家
「伊達世臣家譜略記(仙台文庫叢書 ; 第7集)
著者：田辺希文 著ほか 出版年：1896 国会図書館等所蔵
仙台藩の命で一門以下百石以上全藩士について家祖から安永・明和年間までの系譜を調査して編纂したものです。仙台叢書続刊として出版されています。
国会図書館デジタルコレクションで公開されています。
「伊達世臣家譜続編」
「伊達世臣家譜」の続編で、文政7（1824）年までの諸家の系譜が記載されています。「仙台藩史料大成」として出版されています。
国会図書館デジタルコレクションで公開されています。
・伊達世臣家譜続編 第1巻(仙台藩史料大成 ; 2)
・伊達世臣家譜続編 第2巻(仙台藩史料大成 ; 2)
・伊達世臣家譜続編 第3巻(仙台藩史料大成 ; 2)
・伊達世臣家譜続編 第4巻(仙台藩史料大成 ; 2)
「仙台藩家臣録」
「御知行被下置御帳」を活字化した書籍です。仙台藩が一門一家・一族、侍衆、御鷹師衆、在々に被指置御番外衆、片倉小十郎内ノ者に至るまで十石以上の武士達に、知行する土地の先祖以来の拝領の由緒を書き出させまとめたものです。
国会図書館デジタルコレクションで公開されています。
・仙台藩家臣録. 第1巻
・仙台藩家臣録. 第2巻
・仙台藩家臣録. 第3巻
・仙台藩家臣録. 第4巻
・仙台藩家臣録. 第5巻
「元禄補遺仙台藩家臣録」
著者：相原陽三 編 出版年：1995.10 国会図書館等所蔵
「御下中衆先祖書牒」の活字化された書籍。「仙台藩家臣録」の続編です。
「仙台叢書 第六巻」
国会図書館等所蔵
「仙台府諸士版籍」が掲載されています。一門から組士・番外士・職人に至るまで、仙台藩から禄を下賜されている者の氏名をイロハ順に並べたものです。
国会図書館デジタルコレクションで公開されています。
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