家系図作成に役立つ富山藩士の調べ方
先祖が富山藩士であったと伝え聞いてはいるものの、その史料をお持ちでないというかたも多いと思います。富山藩士について、家系図作りに役立つ分限帳や侍帳といった家臣団の名簿などが掲載されている資料をご紹介いたします。
富山藩とは
富山藩は江戸時代に越中国富山地方を領有した藩。加賀藩の支藩。寛永１６年（１６３９）に加賀藩より分知され富山藩が成立。藩庁は富山城（富山県富山市）に置かれました。
藩主：前田家
「富山藩分限帳」天保９年（１８３８）
天保９年（１８３８）に写しとったもの。
富山県立図書館ＨＰにて公開されています。
「富山藩分限帳」明治２年（１８６９）
明治２年（１８６９）に作製されたもの。
富山県立図書館ＨＰにて公開されています。
「安永九年分限帳」
安永９年（１７８０）のもので、格身分・役職・俸禄などが記されています。
富山県立図書館ＨＰにて公開されています。
「御家中分限改」
享保２０年（１７３５）当時のもの。
富山県立図書館ＨＰにて公開されています。
「定番組御足軽分限年令帳」
嘉永３年６月の定番組足軽分限帳。
富山県立図書館ＨＰにて公開されています。
「富城武鑑」
慶応３年（１８６７）に写しとったもの。イロハ順に記載され、各家々の家紋と居住町名が記されている。
富山県立図書館ＨＰにて公開されています。
「正甫公御代分限帳」
２代富山藩主前田正甫時代の元禄３年（１６９０）に作製されたもの。
富山県立図書館ＨＰにて公開されています。
「龍光院様御代分限帳」
富山初代藩主前田利次時代の分限帳の写し。
富山県立図書館ＨＰにて公開されています。
「越中資料集成. 1」
著者：高瀬保 編 出版年：1987.3 国会図書館等所蔵
下記の分限帳等が掲載されています。
・御分国之砌御家中禄高帖
・富山藩武鑑
・正甫公御代分限帳
・享保廿年御家中分限改之
・安永九年分限帳
・天保九年富山藩分限帳
・安政二年富山御藩中分限帳
・安政七年富山御家中分限帳
・冨城武鑑 慶応三年
・明治二年富山藩分限帳
・明治二年士族分限帳
・慶長十年富山侍帳
「越中資料集成２」
著者：新田二郎 出版年：１９８８．７ 国会図書館等所蔵
「富山藩士由緒書」が掲載されています。
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