滋賀県での先祖調査レポート
戸籍調査を終えたお客様から、「もう少しさかのぼって欲しい」「戸籍で判明した最古の先祖の兄弟などを知りたい」というご依頼をいただきました。
お話しをうかがったところ、お寺さんとのつきあいもありご住職も協力もしていただけるとのことで、お寺さんでの過去帳や墓石の調査をおこなうことになりました。
目指すは滋賀県。新幹線での出張です。
事前にお客様からご住職に連絡をとっていただき、調査は私一人で向かいました。
墓石調査
約束の時間よりも早めに到着し、まずは墓石の調査から始めました。後で伺ったのですが、 かつてのお墓はきちんと区画されていなかったそうですが、今ではきれいに区画されたお墓となっておりました。お客様のお墓はすぐに見つかり、先祖代々の数基のお墓がありました。1時間ほどかけてお墓の写真をくまなく撮り、また墓碑を一字一句書き取っていきます。
過去帳の閲覧
次にご住職にご挨拶し、本堂で過去帳を見させていただくことが出来ました。全部で3冊ほどの過去帳と読経用に書き記されたものがありました。これらを1ページずつ丁寧に閲覧し、ご依頼人様の先祖を探していきます。
過去帳に書かれている事項は、地域や年代や宗派などにより様々です。今回は俗名や居住地域、没時点での当主からみた続柄が記載されていましたので、それらを頼りに探します。メモをとりながら、1回だけではなく何度も見返していきます。およそ3時間ほどかけて過去帳を閲覧させていただきました。
幸いにも戸籍には登場してこなかった先祖の名前なども判明し、結果を得ることが出来ました。ご住職には丁寧にお礼を伝え、お寺さんを後にしました。
彦根城へ
予定よりも早めに調査が完了しましたので、彦根城に立ち寄りしました。調査は9月でしたが、坂の多い場内を歩き回り汗だくです。城内から「海が見えた!」と思ったら、ここは琵琶湖でした。それにしても広い湖ですね。
新幹線の時間に余裕あったので、駅近くのお店で燃料補給。とても美味しい一杯でした。
事務所に戻ってから書き写してきたメモの内容を1週間ほどかけて調査レポートにまとめました。お客様にも大変お喜びいただくことが出来ました。