二本松藩士の調べ方
先祖が二本松藩士であったと伝え聞いてはいるものの、その資料をお持ちでないというかたも多いと思います。二本松藩士について、家系図作りに役立つ分限帳や侍帳といった家臣団の名簿などが掲載されている資料をご紹介いたします。
二本松藩とは
二本松藩は、江戸時代に陸奥国二本松地方を領有した藩。藩庁は二本松城(現在の福島県二本松市)に置かれました。
藩主:松下家→加藤家→丹羽家
「二本松市史 第4巻 (資料編 2 近世 1)」
著者:二本松市 出版年:1980.3
下記の名簿が掲載されています。
・「寛政8年2月役人帳」
・「寛永11年御上洛丹羽宰相長重公御供之侍」
・「寛永13年御領地御支配帳」
・「新規召抱帳」(寛政8年改)
国会図書館にも所蔵されており、図書館送信サービス対応書籍ですので、お近くの対応図書館でも閲覧することが可能です。
「二本松市史 第5巻 (資料編 3 近世 2)」
著者:二本松市 出版年:1979.2
下記の名簿が掲載されています。
・「世臣伝」…家臣の家譜150余家を集録したもの
・「松藩廃家録」…家臣中絶家した215家中を集録したもの
・「松藩続廃家録」…廃絶家40余と絶家46家を集録したもの
・「新家譜」…世臣伝以降の110余家を集録したもの。天保5年(1834)。
・「給人調書霞城武鑑」…明和3年(1766)
・「給人調書」…弘化から嘉永(1845年~1855年)頃のものと推測
国会図書館にも所蔵されており、図書館送信サービス対応書籍ですので、お近くの対応図書館でも閲覧することが可能です。
「福島県史 第10巻 上 (資料編 5 上 近世資料 3)」
著者:福島県 出版年:1986.2 国会図書館等所蔵
二本松藩の分限帳が掲載されています。
「二本松藩史」
著者:二本松藩史刊行会 出版年:1992.7 国会図書館等所蔵
名士、武芸家、学者、医師、神官僧侶等が紹介されています。
昭和2年刊行のものが国会図書館デジタルコレクションで公開されています。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1176680
「明治の士族 福島県における士族の動向」
著者:高橋哲夫 出版年:1980.12
会津藩をはじめとする10藩の出仕者名がまとめられており、明治初期の士族の氏名や役職を知ることができます。
国会図書館にも所蔵されており、図書館送信サービス対応書籍ですので、お近くの対応図書館でも閲覧することが可能です。
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