「旧土地台帳」カテゴリーアーカイブ

先祖調査の現場から~山形県米沢方面~

ご先祖様調査のため、山形県米沢市近郊へと行ってきました。

 

 
東京駅では様々な新幹線を見られます。

 


実は初めて乗る山形新幹線。
旅のお供の駅弁を食べているあいだに、あっという間に米沢に到着。

 


ホームでは米沢牛が出迎えてくれていました。

 

神奈川県在住の私からすると山形県って遠いイメージがありましたが、実は東京駅から米沢までは約2時間。
思ったより近いんですね。
米沢駅前でレンタカーの借り受け手続きなどを済ませ、目的地へ。

 

米沢法務局
米沢法務局です。

今回の調査の主な目的は、旧土地台帳の閲覧です。
旧土地台帳とは明治23年頃に編製され昭和30年代頃まで使われていた土地の台帳です。法務局で閲覧したり写しを取得することが出来ます。

旧土地台帳を閲覧することによって、かつての先祖の居住地を知ることも出来ますが今回は既に判明していましたので、調査内容は「先祖がかつて所有していた土地の規模を知りたい」というご依頼でした。

旧土地台帳が編製されたのは明治20年代ですので、それ以前のこと、例えば江戸時代の田畑の規模までは分かりませんが、それでもやはりご先祖様のことを知るための貴重な資料となります。

戸籍で判明した最古の本籍地周辺の旧土地台帳をすべて閲覧することにより、当時の田畑の所有面積がわかりどれくらいの規模の農業を営んでいたかを推測できます。かつての村単位すべての土地を閲覧できるかどうか、また、旧土地台帳がどのようにファイリングされているか、筆数はどれくらいになるかなど、入念な事前準備が必要です。

なかでも「旧土地台帳が現在どのようにファイリングされているか」はとても重要です。

と言いますのも、町名地番が変更されている場合には、かつての地番でファイリングされている場合もありますし、現在の町名地番ごとに旧土地台帳がファイリングされていることもあるからです。現在の町名地番ごとにファイリングされている場合には、かつての村単位ですべての旧土地台帳を閲覧することは非常に困難だからです。そのような場合には、町名地番の変更対照表を用意するなどさらに入念な事前の準備が必要となります。

逆に、明治時代から現在までに町名地番が変更されていない場合でしたら、かつての村単位すべてを閲覧することは容易です。ただしその場合でも、村単位ですべての旧土地台帳を閲覧できるかどうかは法務局により取り扱いが異なるかもしれませんので、やはり事前の確認が必要です。

この時の調査で閲覧した対象地域は幸いなことに町名地番変更が無く、当時の「村単位」が現在の「字単位」にあたるため、一村すべてを閲覧することが容易でした。しかしながらそのボリュームは数十冊にもおよび、すべてを閲覧するのに丸2日を要しました。

旧土地台帳を閲覧するにあたりましては、事前に町名地番変更の確認をしたり、一村すべてを閲覧することが出来るかどうかを確認し、さらにはどれくらいの冊数になるのかを事前に良く確認してからおこなうことが重要です。

この時の調査では「今は当該土地に住んでいない先祖のかつての所有地、田畑の面積」などをご依頼人様に報告し、大変お喜びいただくことが出来ました。

 


この時の出張では法務局以外にも神社やお寺に足を運び、ご先祖様に関する手がかりについて神主やご住職のもとを訪ねて回りました。

 

 

最終日は新幹線までの時間があったので米沢市内をプチ観光してきました。

宮坂考古館 前田慶次の甲冑
-宮坂考古館-
宮坂考古館では前田慶次の甲冑が展示されています。
その昔、「花の慶次~雲のかなたに~」という漫画が大好きでしたので、甲冑を見て一人悦に浸ってきました。

 

前田慶次 前田慶次
-堂森善光寺-
堂森善光寺には前田慶次の供養塔がありますのでお参りしてきました。

 

 

旧土地台帳閲覧調査

旧土地台帳の閲覧だけなどのピンポイント調査も承ります。
詳しくはお気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

 

 

土地台帳の沿革と読み方

土地台帳の沿革と読み方

ご先祖様調査にあたって旧土地台帳旧公図を活用することがあります。

旧公図についてどうしてもわからないことがあり、先日、法務局にお手紙で質問を送りましたところ、大変ご丁寧に教えていただきさらに参考文献となる書籍も教えていただきました。

上記写真の「土地台帳の沿革と読み方」(日本加除出版)がそれですが、残念ながら既に絶版となっておりどこにも売っていませんでした。
図書館で探したところ、幸いにも蔵書されておりましたので早速借りてきました。

旧土地台帳や旧公図の沿革について詳しく書かれたお勧めの書籍です。

 

Amazonで中古が出品されていることもあるようです。

 

 

 

公図の貼り合わせ

公図

現在取り組んでいるご先祖様徹底調査案件で資料として使うため、公図を切ったり貼ったりしながらお手製の明治期の地図を作成しています。

この公図は旧土地台帳付属地図の公図を使用しております。作られた正確な年代は不明ですが、明治時代に作成されたものだと思います。
貼り合わせた公図に、旧土地台帳から判明したかたがたのお名前、郡村宅地・畑・田・墓地などの地目などを書き込んでいきますと、明治時代の地図が出来上がります。

お客様のご先祖様ですが、当時そこに住んでいらした方々の息吹が何だか感じられて、私としてもとても楽しい作業です。

 

 

 

明治23年頃の土地売買の証文 2

昨日、明治23年頃の土地売買の証文に記載されている土地の旧土地台帳取得について書きました。

 

今日になって法務局からお電話をいただいたのですが、
「申し訳ございません。見当たりません」という何とも悲しいお知らせをいただきました。

実は申請をした土地は町名地番変更が何度かおこなわれておりました。
そのため明治23年当時の土地の地名と現在の地名が異なります。

私が知っているのは明治23年当時の地名ですが、旧土地台帳を申請するにあたっては現在のどの場所にあたるのかを特定してその町名地番を記載しなければなりません。

どういうことなのかと言いますと、仮に古い町名地番が「A郡B町C大字D333番地」であるとします。そして現在の町名地番が「B市中町一丁目333番地」であるとします。
この場合、現在の町名地番である「B市中町一丁目333番地」を記載して申請をしないと受け付けてもらえないこともあります。

旧町名地番ごとにその変遷がわかりそうな気もしますが、パソコン等で検索できませんので、現在の町名地番表記で旧土地台帳の管理をなさっているようです。
ただし法務局によって取り扱いも異なるかもしれません。

町名地番変更においては、単純に「1番から399番までが中町一丁目、400番から599番までが中町二丁目」というように変更されていることはほとんどないと思います。
地番ごとにもっと複雑に町名変更がなされていることがほとんどです。

まずは「現在のこのあたりかな?」とあたりをつけて申請し、その後、法務局や市区町村役場と相談しながら私は進めるようにいたしております。

家系調査にはあきらめの悪さと根気が重要です。今回の申請もこれにめげずなんとしてでも調べたいと思います。

 

 

 

明治23年頃の土地売買の証文

ご先祖様調査に関連して古文書を調べておりましたところ、明治23年頃に作成された土地売買の証文をみつけることができました。
この証文からは地名や地番を何とか判読することが出来ました。

明治23年というと旧土地台帳が使われ出した時期と合致します。
そこで今度は、証文から判明した土地の旧土地台帳調査をおこないます。

当該地域は明治時代から数回にわたって町名や地番の変更がなされてきました。
そのため一回の申請で旧土地台帳を取得することが出来るかわかりませんが、もしかしたらご依頼人様のご先祖様の新たなる情報が得られるのではないかと期待をして法務局からの返送を待ちたいと思います。

 

 

 

静岡県でのご先祖様現地調査レポート

現在取り組んでいるご先祖様調査案件で、先日、静岡県へと出張して参りました。

戸籍以上にご先祖様をさかのぼる場合、画一的な方法で調査をおこなえる戸籍調査と違い、各家にあわせて様々な家系調査プランをたてておこないます。これはどの事務所でもおこなえるものではなく、長年の経験とノウハウがとても重要になってきます。
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先祖のお墓探し

ご先祖様調査においてお墓の調査は様々な情報が得られることがありとても重要です。

先祖代々の菩提寺の所在地をご存じであったり、本家のかたのご協力が得られそうでしたらその場所の特定も容易であると思います。

しかしながら本家とは全く疎遠であり、現在はどこにいらっしゃるのかもわからず菩提寺もわからない場合には、先祖代々のお墓探しもなかなか大変であると思います。

先祖代々のお墓探しの方法はいくつかあり、これが正しいというものはございませんが、方法の一つに旧土地台帳を使ったお墓探しの方法もございます。

 

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屋敷番号からご先祖様の居住地を探し出す

明治19年式の戸籍を見ていますと、本籍地の表示が「○○番屋敷」や「○○番戸」や「○○番邸」というように記載されていることがあります。

これは地番とは異なり、屋敷番号と言われるものになります。
戸籍上判明した屋敷番号をそのまま地図で探したとしても、残念ながら現在の地図上のどの場所にあたるのかわかりません。
ごくまれに屋敷番号と地番が同じこともありますが、本当にごくまれです。

明治19年式戸籍に転籍事実の記載がなく、屋敷番号と地番が併記されていればおそらくはそのふたつが同一の場所であると推測されます。
しかしながら併記されている例のほうがきわめて少ないのが実情です。

また、明治19年式戸籍上は屋敷番号で記されており、その後に家督相続などの代変わりで大正14年式戸籍に地番が表記されていれば、やはり同一の場所である可能性が高いと言えます。
しかしながら家督相続と同時に本籍地の変更をしているものの、そのことが戸籍に書かれていないことなどもあり、必ず同一の場所であるとまでは断定できません。

また、明治19年式戸籍が屋敷番号で作られ、その後に管轄が異なる市町村へと移住した場合などは、もともと住んでいたその屋敷番号がどこを指し示しているのかを戸籍から探すことは出来ません。

 

しかしながら、屋敷番号からご先祖様の居住地を探す方法は、確実なものではなく可能性が低いながらも、いくつかの方法がございます。

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旧土地台帳

旧土地台帳

江戸末期から明治初期にかけてのご先祖様調査の上で参考となる書類は戸籍の他にも旧土地台帳というものがあります。

 

戸籍は本籍地を管轄する市区町村役場で取得しますが、この旧土地台帳はその土地を管轄する法務局で閲覧や取得をすることが出来ます。
旧土地台帳とは明治20年頃から昭和にかけて課税のために使われていた台帳であり、もともとは税務署などに保管されていたものが法務局で保管されるようになったようです。