家系図作成のための戸籍取得方法解説

大正4年式戸籍
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大正4年式戸籍の見本です。
お名前や地名はすべて架空のものです。

 

 

大正4年式戸籍
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上記戸籍の事項欄を拡大したものです。
この戸籍は大正5年に静岡権太死亡により編成され、昭和3年に静岡太郎が家督相続するまでの期間のものです。
静岡家をさかのぼるには、戸主:静岡太郎の戸籍を北海村(架空の地名です)に申請する必要があります。

しかし、北海村では除籍後80年経過により既に廃棄されておりました。(現在は除籍後150年で廃棄となる規定)

この場合にはこれ以上さかのぼることはできないのでしょうか?
可能性は低いのですが、さかのぼることが出来るかも知れない方法があります。

 

大正4年式戸籍
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「妻:花子」の事項欄を拡大したものです。
ここには明治39年に神奈川村より入籍してきたことが書かれています。
花子が入籍する前の戸籍は愛知家の戸籍であって、静岡家一系統だけさかのぼることを考えた場合には静岡家とは直接関連のない戸籍ですが、花子入籍前の愛知家の戸籍を念のため取得してみると可能性が広がることもあります。
先の静岡家の戸籍は大正3年に編成されたものであり、明治39年に何処に本籍地があったかまでは分かりません。
花子が静岡家に入籍前の戸籍を取得し、北海村とは別の場所へとお嫁に行った旨が記載されており、かつ、そのお嫁に行った村の戸籍(=静岡家が北海村へと転籍する前の戸籍)が存在するのであれば、静岡家の戸籍をさかのぼることが出来るかもしれません。

このような事案は時折見かけますが、さかのぼることが出来たことたまにございます。

 

一系統だけをさかのぼる場合には見落としてしまいそうなことですが、戸籍取得過程で廃棄の壁にぶつかってしまった方がいらっしゃったら今一度ご確認してみてはいかがでしょうか。