「古文書」カテゴリーアーカイブ

古文書を解読し家系図として仕上げる

「父より受け継いだ先祖の資料を解読して欲しい。家系図としても遺したい。」

先般、そのようなご依頼をいただきました。
当事務所では戸籍から作成する家系図はもちろんのこと、各種古文書を解読して家系図へと仕上げることも承っております。

 

お客様にお話しをうかがいますに、お手元には数冊の古文書があるとのこと。
先祖のことが書かれていることや家系図らしきものであることはわかるそうですが、具体的には何が書いてあるのかは分からず、いつ頃に書かれたものかも不明とのことでした。
まずはその古文書を拝見するためにお客様のもとへと伺いました。

 

古文書
ご依頼人様に出してきていただいた古文書です。
先祖が遺したものを父上より受け継いだそうです。
和紙にくるまれて大切に保管されていました。全部で10種類近くの古文書がありました。
作成された年代は江戸末期のもの、明治時代に入ってから新たに書き足したものや書き写したものなどがありました。

 

ご依頼人様に詳しくお話しを伺ったところ、先祖は江戸時代に武士であったそうで、古文書にざっと目を通したところ幕府に提出した先祖の由緒書の控えや移し先祖代々の家系図でした。
ご依頼人様のご要望とご予算をお聞きし、詳細を相談しながら仕上がり内容を策定していきます。
今回は、いくつかあるうちの古文書の中から先祖の由緒書の部分を現代語訳に翻訳して普通紙に印刷し、先祖代々の家系図についてはお名前や大まかな情報だけを記載することになりました。
ちなみに、由緒書を和綴じにしたり、家系図にもお名前と一緒に先祖の由緒を併記したり、巻物家系図にしたりすることも出来ます。

 

 

古文書 古文書
「先祖書」と書かれています。
これには主にご先祖様の由緒などが書かれておりました。
いつ誰につかえたであるとか、どのような役職に就いていたのか、いつ隠居したかなどです。

 

系譜 系譜 系譜
「系譜」と書かれたものです。
こちらには主に先祖代々のつながりが家系図として書かれておりました。
古文書は火災にあったものの焼失をまぬがれたそうで、焦げていたり水に濡れた形跡がありました。しかし、幸いにも中身に損傷はほとんど無く、判読できる状態でした。

 

家系図 家系図
仕上がった家系図は18代全長3m近いものとなりました。
私自身にとってもここまでの家系図は大作です。
由緒書に至っては実に15ページにわたるものとなりました。
仕上がった家系図や由緒書をご依頼人様宅に持参したところ大変お喜びいただくことができ、私にとっても思い出に残る案件となりました。

 

古文書の解読と家系図作成

当事務所では戸籍から作る家系図はもちろんのこと、戸籍以上をさかのぼる調査もおこなっております。
また、今般のように古文書を解読して家系図や由緒書として仕上げることも承っております。
費用については古文書の種類や作成された年代などにより異なります。解読の可否を含めて事前のお見積もりをさせていただきます。
お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

 

 

旧公図

旧公図

ご先祖様調査のため、旧公図を眺めています。
この図面は市役所や法務局で写しを請求することも出来、ご先祖様のかつての居住地を探す上で貴重な資料となることもあります。

 

旧公図

ただ、今回は地番が二つ併記されており少々やっかいです。

 

 

 

明治23年頃の土地売買の証文 2

昨日、明治23年頃の土地売買の証文に記載されている土地の旧土地台帳取得について書きました。

 

今日になって法務局からお電話をいただいたのですが、
「申し訳ございません。見当たりません」という何とも悲しいお知らせをいただきました。

実は申請をした土地は町名地番変更が何度かおこなわれておりました。
そのため明治23年当時の土地の地名と現在の地名が異なります。

私が知っているのは明治23年当時の地名ですが、旧土地台帳を申請するにあたっては現在のどの場所にあたるのかを特定してその町名地番を記載しなければなりません。

どういうことなのかと言いますと、仮に古い町名地番が「A郡B町C大字D333番地」であるとします。そして現在の町名地番が「B市中町一丁目333番地」であるとします。
この場合、現在の町名地番である「B市中町一丁目333番地」を記載して申請をしないと受け付けてもらえないこともあります。

旧町名地番ごとにその変遷がわかりそうな気もしますが、パソコン等で検索できませんので、現在の町名地番表記で旧土地台帳の管理をなさっているようです。
ただし法務局によって取り扱いも異なるかもしれません。

町名地番変更においては、単純に「1番から399番までが中町一丁目、400番から599番までが中町二丁目」というように変更されていることはほとんどないと思います。
地番ごとにもっと複雑に町名変更がなされていることがほとんどです。

まずは「現在のこのあたりかな?」とあたりをつけて申請し、その後、法務局や市区町村役場と相談しながら私は進めるようにいたしております。

家系調査にはあきらめの悪さと根気が重要です。今回の申請もこれにめげずなんとしてでも調べたいと思います。

 

 

 

明治23年頃の土地売買の証文

ご先祖様調査に関連して古文書を調べておりましたところ、明治23年頃に作成された土地売買の証文をみつけることができました。
この証文からは地名や地番を何とか判読することが出来ました。

明治23年というと旧土地台帳が使われ出した時期と合致します。
そこで今度は、証文から判明した土地の旧土地台帳調査をおこないます。

当該地域は明治時代から数回にわたって町名や地番の変更がなされてきました。
そのため一回の申請で旧土地台帳を取得することが出来るかわかりませんが、もしかしたらご依頼人様のご先祖様の新たなる情報が得られるのではないかと期待をして法務局からの返送を待ちたいと思います。

 

 

 

古文書の判読

江戸時代から明治にかけての古文書にあたっています。

古文書と言っても当時に書かれた文書そのものではなく、現代になって判読されたものです。
郷土誌などをあたりますと、当時の古文書がそのまま写真で掲載されていることもあれば、郷土誌を作成する際に現代の活字に直されていることも多々あり、とても助かります。

今回の古文書のテーマは訴訟記録。
江戸時代の土地質入れに関する事件が明治時代になって訴えられたという事案です。江戸時代から明治にかけての訴訟の様子がうかがえる貴重な資料です。

 

 

関連ページ
古文書解読サービス

 

 

 

大学図書館での古文書調査 3

大学に保管されていた電子化されたとある古文書

さっそく送っていただきました。
と言っても、あまりに膨大なデータであるためサーバーにupしたURLを送っていただきました。

ダウンロードも凄く時間がかかりそうなので、夜のうちにダウンロードして明日じっくりと精査する予定です。
明日の朝が楽しみです。

大学図書館での古文書調査 2

先日、関西方面の大学に所蔵されている古文書について書きましたが、具体的に資料を特定しその閲覧申請をしましたところ、大学から驚きの回答をいただきました。

なんと、その膨大な古文書の電子化作業をただいまおこなっており、私が閲覧申請したものについては既に電子化が完了しているとのこと。
なので、大学まで行かなくともパソコンから資料がみられることになりました。

とても助かりました。

大学図書館での古文書調査 1

現在ご依頼をいただいている現地調査をともなうご先祖様調査案件で、関西方面のとある大学に江戸時代から明治期にかけての租税などに関する古文書が所蔵されていることがわかりました。

大学に問い合わせしましたところ、閲覧させていただくことも写真撮影も大丈夫との回答をいただきました。

この古文書はかなり広範囲にわたる資料となっており膨大な量となっておりますが、幸いにも目録が発行されておりました。

これで資料区分を指定することができますが目録を所蔵している図書館も少なく、国会図書館へ行って目録を閲覧してきました。
目録自体だけでは、その古文書にのようなことが書かれているかまではわかりませんが、ご依頼人様のご先祖様に関する地域の古文書のみを把握することができました。

あまりにも膨大な資料であるため、どのようなことが記載されているのかまでは実際に閲覧するまではわかりませんが、ただいま大学に閲覧の手配をお願いしたところでございます。

近々、現地の大学まで行って古文書を閲覧してこようと思っております。