「家系図コラム」カテゴリーアーカイブ

火災による再製戸籍と焼け残り戸籍

大正4年式戸籍
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架空の戸籍の見本を作成してみました。まずは拡大してご覧ください。

この戸籍を読み込んでいただくと、
(1)大正4年式戸籍
(2)大正9年に家督相続により編成されたこと
(3)昭和5年に火災にあったこと
(4)昭和6年に再製されたこと
(5)昭和7年に転籍したこと
などの記載から、火災によって再製された戸籍であることがわかります。

簡単に申し上げると、火災による再製とは役場に保管されていた戸籍が燃えてしまったけれども、法務局に保管されている戸籍の副本をもとに同じ戸籍が再製された、ということです。
ですので、この戸籍は大正9年から昭和7年まで効力を有していた戸籍となります。相続で使用する場合にはこの戸籍だけが取得できればそれでかまいません。

 

さてさて、ここからが本題です。

 

 

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間違いだらけの家系図と業者選びのポイント

長いこと家系図作成の仕事をしていますと、他社様で作られた家系図を目にする機会もございます。

他社様で一系統の家系図を作成していただいたものの全系統家系図を作成したいかたや、他社様で戸籍を収集していただいた後に当事務所で巻物家系図のお仕立てをご希望のかた、また、他社様で戸籍調査をおこなっていただいたものの戸籍以上の調査である過去帳などの徹底調査のご依頼をいただくことも多くございます。
当事務所では、他社様に戸籍調査をご依頼をいただいた場合であっても、巻物家系図のお仕立てやご先祖様徹底調査などを喜んでお引き受けいたします。

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消えた戸籍を追う!

現在の最も新しい様式の戸籍はコンピューター化されていますが、それよりも古い時代のものは紙の戸籍用紙が使われていました。
古い戸籍を申請すると、役場のかたがその当時の紙の戸籍を簿冊からだしてきてコピーをし、それに役場の認証印を押印して発行するのがこれまでの通常のやりかたでした。これまでの、と書きましたが現在でもこのやり方をしている役所もございます。

しかし現在ほとんどの役所では古い紙の戸籍をスキャナーで読み取り済みで、データとしてパソコンに保管されるようになりました。 つまり、紙の戸籍は一応存在するものの使用されることはなく保管されており、実際にはデータを印刷して戸籍を発行しています。
戸籍をデータとして扱うようになってからは、古い戸籍の申請でも比較的短時間で発行していただくことが出来るようになりました。
その昔、私がまだ駆け出しだった頃、古い戸籍を窓口に申請しに行くと発行までに数時間を要したことも普通にありました。

実はごくまれにではございますが、紙の戸籍からデータへと移行した際に移行漏れがあることもございます。
つまり、紙としての戸籍は存在するものの役所のパソコンには戸籍のデータが入っていないということです。

 

 

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没日記載のある戸籍

大正4年式戸籍

上記は架空の見本用戸籍です。
厚木二郎、厚木花子、厚木梅子の三名が登場します。

ご覧いただきますと、三名ともにこの戸籍では没日が記載されていません。
では死亡記載のある戸籍を取得するにはどうすれば良いのでしょうか?
順次、解説していきたいと思います。

 

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本籍地が樺太の戸籍

戦前、樺太にも日本人が居住し本籍を置くことが出来ました。
終戦時の人口は約40万人と言われておりますので、家系図作成業務で戸籍申請をしておりますとご先祖様の本籍地が樺太であった場合を見かけることが多々あります。

終戦時、樺太の戸籍はほんの一部だけが日本に持ち帰ることが出来ました。
持ち帰ることが出来た戸籍は外務省に現在は保管されております。
しかし、持ち帰ることが出来た戸籍は本当にごく一部だけであります。

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名字の切れ目

古い戸籍を取り扱っていますと、名字の切れ目がどこにあるか?、で悩んでしまうことがあります。

 

たとえば、 「○○県○○市○○町大字坂戸井田五右衛門二女」と記載があったとき、 大字が「坂戸」で、名字が「井田」?それとも大字が「坂」で、名字が「戸井田」?などです。

他にも、「小田島太郎四女入籍」と記載があったとき、

小田」が名字で「島太郎」が名前?
それとも
小田島」が名字で、「太郎」が名前?

などがあったりします。

 

戸籍の他の記載を確認してみてわかる場合もあれば、戸籍を見るだけでは全くわからないこともあります。
地名と名字との境目がわからない場合には、現在のその地域の地名を探してみるとヒントが得られることがあります。

名前の境目がわからない場合には、その地域の名字分布を調べたりしますとヒントが得られます。
また、役所の戸籍担当者にご相談してみるのもよろしいかと思います。