国会図書館調査の事前準備

国会図書館などへと文献調査に出かける前には、事前に入念な準備をしておくことで当日の調査がスムーズになります。

 

様々な準備が必要になりますが、なかでも欠かせないので市町村合併の経緯です。
戸籍をたどってご先祖様の最古の本籍地が判明したら、その本籍地市町村の合併経緯を調べます。
国会図書館などで郷土誌を調べる際に必要となる情報です。

合併は一度ではなく数回行われていることもありますので、明治から現在までにいつどのような合併が行われたかを調べます。
合併に際して所属する県がかわっていることもあります。

合併経緯を調べるにあたってはウィキペディアがとても参考になります。
市町村の名前や地名などから出来る限り多くの情報を検索し、合併の経緯を把握するようにします。

また、戸籍を取り寄せた市町村役場に聞いてみるのもよろしいかと思います。

 

宗門人別帳

宗門人別帳

弘化4年(1847年)に書かれた宗門人別帳です。
宗門帳、宗門改帳、宗門人別帳、宗門人別改帳とも呼ばれます。
私個人の所蔵物です。売っているのをみかけるとついつい買ってしまいます。

キリシタン禁制だった江戸時代、人々は必ずどこかの寺院の檀家でなければなりませんでした。檀家であること、すなわちキリシタンでは無いことの証明として宗門人別帳が作られました。
時間ができたら字典を片手に現代語に訳していきたいと思います。

学術研究のためなどで閲覧したいという方がいらっしゃいましたらご協力いたしますのでご一報ください。

 

 

 

国会図書館 人文総合情報室

国会図書館人文総合情報室では地名に関する辞典を調べることが出来ます。

なかでも角川書店の地名辞典がとても参考になります。
地名の由来も分かる場合があり、その地区や市町村の概要を知る上でもとても役立ちます。

ご先祖様に想いをはせるとても良い資料になると思います。

ご先祖様が住んでいた地域のみならず、ご自身がこれまでに住んだことのある場所の地名も検索してみるのも面白いかも知れません。

国会図書館に限らずとも市町村立の大きな図書館でも全国の地名辞典が蔵書されていることが多いです。

 

 

 

 

国会図書館の地図室

国会図書館には地図室という場所があり、そこでは現在刊行されている全国の住宅地図を閲覧したりコピーをとることが出来ます。
「市」や「区」のものは地図室書棚にありますが、「町」や「村」のものは書庫に保管されているので閲覧をする場合には申請をして出していただく必要があります。
図書館と言えば大量の書籍のほとんどが書棚にあり、ごく一部の書籍だけが書庫に保管されていると思います。しかし国会図書館の場合には、ほとんどの書籍が書庫に保管されています。

 

戸籍をさかのぼっていくと、ご先祖様の本籍地を知ることが出来ます。古い戸籍の本籍地と、現在の住宅地図とを照らしあわせてご先祖様に想いを馳せてみるのも大変興味深いものです。

 

市町村合併を経ていても、古い戸籍の本籍地番が現在の番地と一致していることもありますが、古い戸籍では本籍地が「○○番屋敷」と記載されていることもあり、その場合には現在の住所や地番と異なります。
「○○番屋敷」と「○○番地」が戸籍に併記されていることもございます。

また、住居表示が実施されていたり町名地番変更がされていると、現在の住宅地図を見ただけでは、古い本籍地が現在のどの場所になるかは分かりません。
おおよその場所しか分かりませんので、住居表示と地番の対照表やブルーマップでの確認、役所への問い合わせなどが必要となります。それでもおおよその場所しか分からないこともあります。

しかし、おおよその場所が確認出来るだけでも、後日、ご先祖様が暮らしていた地域を訪れる際の資料として活用していただくことも出来ると思います。

 

私の母方の先祖は四国から北海道へと渡り、私の母は神奈川へと移り住んできました。 私の母は「父親(私から見て祖父)が幼少期を過ごした四国へと一度足を運んでみたい」と言っていたことがあります。
まだその願いは叶えてあげられていませんが、いつの日か母方先祖ゆかりの地である四国を案内してあげたいなと思っています。

 

 

当事務所では国会図書館における文献調査もお引き受けいたしております。ちょっとした地図資料収集のご依頼や本格的な文献調査まで、お気軽にご相談ください。
これから戸籍収集をご依頼いただくかたはもちろんのこと、ご自身で戸籍を集められたかたや他社様で戸籍収集済のかたであってもご依頼をお引き受けいたします。

詳細は国会図書館文献調査ご案内のページをご覧ください。

 

 

 

家系図作成のための戸籍取得方法解説

大正4年式戸籍
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大正4年式戸籍の見本です。
お名前や地名はすべて架空のものです。

 

 

大正4年式戸籍
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上記戸籍の事項欄を拡大したものです。
この戸籍は大正5年に静岡権太死亡により編成され、昭和3年に静岡太郎が家督相続するまでの期間のものです。
静岡家をさかのぼるには、戸主:静岡太郎の戸籍を北海村(架空の地名です)に申請する必要があります。

しかし、北海村では除籍後80年経過により既に廃棄されておりました。(現在は除籍後150年で廃棄となる規定)

この場合にはこれ以上さかのぼることはできないのでしょうか?
可能性は低いのですが、さかのぼることが出来るかも知れない方法があります。

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家系図作成の工程

全系統家系図
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戸籍を取得して家系図を作成するための工程は大きく分けて三つになります。

 

【1 戸籍の収集】

家系図作成のご依頼をいただいたら最初に取りかかるのが戸籍の収集作業です。
まずはご依頼人様の出生までさかのぼる戸籍を収集し、全系統家系図の場合にはすべての直系ご先祖様につき出生から死亡までの戸籍を収集していきます。

戸籍は郵送で申請いたしますが、一申請あたり往復で1~2週間ほどかかります。
3月4月の役所の繁忙期や、離島などへの申請の場合には3~4週間ほどかかることもありました。
過去に小笠原諸島にも申請書を送ったことがありましたが、船便の欠航などもあって1ヶ月ほどかかったこともございました。

取得する戸籍の通数はご依頼人様により大きく異なります。全系統家系図の場合には、15通くらいですむこともあれば最大で90通ほどになることもあります。

家系図作成業者さんの作成料金のほとんどは定額制となっておりますが、全系統家系図では取得する戸籍の通数がご依頼人様により大きく異なるため、当事務所では取得した戸籍の通数に応じた料金体系が公平であると考えております。

 

【2 家系図の下書き作成】

戸籍を申請している時点でも簡単な系図を書きながら作業を進めていますが、戸籍の収集作業が完了しましたら家系図の下書き作成に取りかかります。
家系図作成用のソフトは使わずに一太郎というワープロソフトを使用しています。家系図の内容はお客様ごとに異なりますので自由にレイアウト出来るのが魅力です。
戸籍を読み込みながら作業を進めていきますが、変体仮名・難字・異体字・くずし字などで判読が難しいこともあり、一文字解読するのに半日かかることもあります。

 

【3 家系図記載事項の精査作業】

家系図の下書きが書き上がりましたら最後の作業が精査作業です。
家系図へは直系ご先祖様とその兄弟姉妹を記載いたしますので、家系図に記載される人数は全系統家系図の場合で100名から200名ほどになることもあります。
一文字ずつ戸籍と照らし合わせながら間違いが無いかどうかを見ていきます。
精査作業はかなりの集中力を要する一番大切な作業です。出来るだけ午前中に作業をするようにしております。
精査作業は一回だけでなく、一週間くらいかけて3~4回ほど行っております。

 

 

 

先祖のルーツをたどる/釧路でブーム

釧路新聞のウェブサイトに家系図関連の記事が掲載されていました。
私自身もそうでしたが、自分で戸籍を取り寄せて少しずつご先祖様が判明していくのはとても感動を覚えました。

私は神奈川県出身ですが、母は北海道出身です。
母方のご先祖様がいつ頃にどこから北海道へと渡ったのかなども戸籍収集を通して知ることが出来ました。

家系図を作成してみたいけど自分ではちょっと難しそう…という方がいらっしゃいましたら、ぜひ経験豊富な当事務所にお任せ下さい。

 

 

 

元禄年間からの家系図

現在取組中のお仕事で、元禄年間からのご先祖様が記載された過去帳を基に家系図を作成している案件があります。

元禄年間というと1688年から1703年で、上方でで元禄文化が華開いていた時代です。

私自身の先祖もその当時はどんなことをして生活していたのかなと想いを馳せながら作業をしています。

 

 

 

添付書類に家系図

普段は家系図作成を中心にお仕事をさせていただいておりますが、家系図作成以外のお仕事でも私に出来る範囲であればご依頼をいただくこともございます。

現在、農地転用に関する案件と国有地の払い下げ手続きに関するお仕事もさせていただいております。

農地転用ならびに次世代分家と呼ばれる分家住宅の許認可案件に関し必要な添付書類を見ていると、何と家系図がありました。

私が普段作成している家系図はご依頼者様を基準に直系ご先祖様をさかのぼっていくのですが、この家系図はある基準となるかたを中心に本家や分家、さらには分家後の本家や分家後の分家ががわかるような家系図を作成する必要がございます。

いわば農家の本家や分家がわかる家系図で、概ね四代ほどの家系図作成を予定しています。

他にも添付書類としての家系図には、相続が発生した際に被相続人(お亡くなりになられた方)と相続人の関係がわかる相続関係説明図といういわば簡易な家系図のようなものもございます。

 

 

 

戸籍調査・文献調査・本格的現地調査でご先祖様探し